動物を手に入れるとき、手に入れたとき
動物を手に入れるときに考えなければならないこと
飼育環境です。狭いアパートに大型犬を飼う事は無謀です。また、日中誰もいない、相手が出来るのは夜の1−2時間だけというばあいには、犬・猫は不向きです。とくに生後2ヶ月程度の若い動物はむりです。ハムスターなどの小動物が良いでしょうね。ちょうど夜行性でもありますし。
純血種を飼育する場合
その種類について研究して下さい。
最近はダックスフントが流行っているようですが、ダックスフントには持病とも言うべき、必ずと言っていいほどつきまとう病気があります。
シーズーに多く見られる病気、ゴールデンレトリバーに多く見られる病気などなど。
病気だけでなく、性格なども。
最近では種類ごとの解説書が出ていますので、飼育前に研究して下さい。
年間に必要な経費を概算で計算します。
経費に含まれるのは、予防費用、病気になったときの治療費、定期検査、食事、ペットシーツ、小屋など。
もし、サークルに入るのであればその費用も。
躾が十分にできなかった場合には、訓練学校に入れる必要があるときもあります。
猫の場合で年間10万以上かかることになります。
大型犬の場合は20万を下回ることはないでしょうね。
以上をクリアーしたら次に進めます。
動物を飼育し始めるときにまず、寄生虫の検査を受けましょう。
接種可能なワクチンを接種しましょう。(犬・猫・フェレット)
動物を飼う場合、予防できる病気については予防するのが飼主としての責任でしょう。
予防できる病気で死なせてしまうのは飼主の怠慢の結果と言えます。
ペットショップで動物を購入した場合、なるべく早く健康診断を受けましょう。
売られている動物を購入した場合、動物は環境の変化などのストレスを受けます。
このとき、既に何等かの病気の原因となるものを持っていた場合、購入後1−2週間で
発症します。
寄生虫の感染がある場合、ストレスで動物が弱ると、寄生虫が優勢になり数が増えます。
これにより下痢を起こしたり、体力を失わせ、最悪の場合死に至る事があります。
回虫・コクシジウム・ジアルジア・トリコモナスなどなど
寄生虫の種類によっては人間に感染するものもあります。
ウイルス感染がある場合、ストレスにより体力が落ちると発症します。
パルボ、ジステンパーなどなど
ジステンパーは感染すると助かる可能性はわずかです。とくに小犬の場合はほとんど助からないと考えたほうが良いでしょう。
購入後どれくらいで発症したかにより、いつ感染したのか断定できる場合と、断定できない場合があります。ペットショップに責任があるかないかと言うところまで話が進み、訴訟沙汰になる事もめずらしくありません。
本来、販売する以上は、欠陥(病気)のない状態で販売するのが筋ですが、残念ながら、販売だけを目的に健康状態のチェックを二の次にしているペットショップも少なくありません。
購入するときの注意 例:小犬
展示されている動物のお尻をチェックします。うんちで汚れていないかどうか。汚れているときは下痢している可能性があります。小犬の下痢は危険信号です。
つぎに触らせてもらいます。あばら骨がはっきり確認できるのは痩せています。小犬はころころと太っている個体を選びます。
痩せているのは栄養失調なのか、寄生虫が寄生していて太れないのかなどの原因があるはずです。
購入時にはワクチン接種済みの小犬を購入します。
未接種の動物を購入するのはお薦めできません。
健康状態に異常がないと言う診断書がある動物であれば、申し分ありません。ただし、診断書の日付に
注意して下さい。1ヶ月も前のものだとあてになりません。1−2週間以内の診断書です。
一番大事なのは、もし、病気があった場合、どうゆう対処をしてくれるのか確認して下さい。
ここで、話しを濁らせるようなショップの場合は信用できません。
1週間以内ならば代金を全額返還してもらえるとか、代替えの動物を用意してくれるとか最近は書類を用意しているショップが少なくありませんが、ない場合はその旨を書いた契約書の形でもらっておきましょう。
猫の場合、可能ならば親猫のウイルス検査の証明書の写しを貰いましょう。
猫で恐い病気 猫エイズ、猫白血病、猫伝染性腹膜炎という3つの恐ろしい病気があります。
これは母猫からうつるケースが少なくありません。これらの病気は発症するまでにずいぶんと時間がかかります。数ヶ月から数年。
後から悲しい思いをしなくて良いように確認しましょう。
一番確実なのはこれらの病気に感染していないかどうか、血液検査を受ける事です。
検査結果が出るには1週間弱かかることも少なく有りません。なるべく早期の検査が必要です。
購入を決めてから数日間はペットショップで面倒をみてもらいましょう。
もしかすると、購入を決めたその日に仕入れたばかりかも知れません。
そのペットショップに連れてこられてから1週間以上経過している動物で、健康状態がよいのであれば即日受渡もよいでしょう。
いずれにしても、なるべく早期に、出来ればその当日に動物病院で健康診断を受けて下さい。
良心的で良いペットショップを探す
動物病院で紹介してもらいましょう。どこどこのショップではこんな病気がでていた・・というような情報を持っていますので。
動物を飼っている人に紹介してもらうのも一つの手です。
最後に
ワクチン・検査に費用をかけたくないと言う人は動物を飼ってはいけません。
動物を飼育すると、病気をしたり、いろいろと費用がかかります。
これらの覚悟が出来ていない人には動物を飼う資格は有りません。
ペットショップとブリーダーさんへのお願い
ショップ側になんらの落ち度がないにも関らず、1週間たらずで購入されていった動物が死んでしまう事もあります。このとき、自分に非がないと言い切るためにも、健康管理をしっかりと行って下さい。
回虫が寄生しているのは、その駆除の難しさから致し方有りません。しかし、最近は良い薬が出ていますので完全駆除も不可能ではありません。
コクシジウム・ジアルジア・トリコモナス・鞭虫・鈎虫などが寄生しているのは衛生管理が行き届いていない証拠です。いちど繁殖舎に蔓延すると完全駆除が難しいのですが、せめて、販売するときには駆虫をしたのちに販売して下さい。
猫の場合は、エイズ、白血病、伝染性腹膜炎のチェックを行って下さい。
母犬、母猫にはワクチンを接種してください。
コストはかかりますが、その分、歩留まりも上がります。健康状態に自信をもって販売できます。
多少値がはっても、健康状態のチェックがされている動物を選ぶ人のほうが多いはずです。